解説
16600系は、22600系の狭軌版として2010年に登場したのが本系統である。
編成は2両編成、配備数が2編成となっている。22600系との相違としては、VVVF制御装置を22600系では三菱電機製を採用しているのに対して、16600系では日立製のVVVFインバータ制御装置を、補助電源も日立製の機器を採用している。また、抑速回生制動機能は持つものの、抑速発電制動と必要機器類は省略されており、運転台に回生失効状態を報せる表示機器が装備されている。また、台車へのヨーダンパも本系統では未設置となっている。
車内レイアウトは、喫煙室をモ22600形に設置しク16700形のトイレが多目的室対応とし、大型化している。
車体等は22600系と相違はない。
愛称は、22600系と同じくAce(エース)となっており、22000系・16400系のACE(エー・シー・イー)と区別している。
主に、大阪阿部野橋ー吉野間での吉野特急として運用についており、2両編成単独運用のほか、16000・16010系・16400系といった在来車両とも併結運用に付く。
各編成フォトギャラリー
吉野駅側先頭 モ16600形 上部にシングルアームパンタグラフを2基搭載する。 左側面前には喫煙室用の窓ガラスも見える。 |
阿部野橋駅側先頭 ク16700形 パンタグラフ・喫煙室窓が無い他は、基本的にはMcと、相違はない。 |
フォトギャラリー
大阪府側を走行中のAce (南大阪線北田辺駅にて) |
夕日の中を進むAce (当麻寺駅ー磐城駅間にて) |
Ace+ACEの併結運用 (南大阪線矢田駅にて) |
カーブを曲がるAce (南大阪線古市駅ー道明寺駅間にて) |
阿部野橋駅を出発し坂道を上るAce (南大阪線河堀口駅にて) |
Ace縦面 (吉野線岡寺駅にて) |
阿部野橋駅に停車中のAce |
橿原神宮前駅にはいるAce |
壺阪山駅に入線するAce |
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